企業が航空機を所有して運航する、「コーポレートジェットオペレーション」は「航空機に関する金融」「航空機の厳格な資産査定」「世界との航空機売買市場」「航空機の保険制度」「自家用運航の法律の整備」「空港での運航の効率化」そして「将来の航空界を担う人材の育成の制度」を含めて、世界各国から大変な遅れを余儀なくされているのが現状です。
同時に航空機とは何かと考えるとき、ただ単に移動の手段だけのものではないと考えています。航空機は人間が作り出した欲望の頂点に立つ機械であり、そこには限りない挑戦の勇気と愛が込められている空を飛ぶ生き物だと思います。
日本を代表する航空会社の日本航空が経営破綻しました。今こそ国を挙げて未来の日本の航空界のシステム作りに真剣に取り組まなければ、日本航空界の未来は衰退の一途をたどると思います。公的な資金を一企業に国が投入するならば、国は航空業界全体の利益になる改革のリーダーシップを発揮する義務があると感じています。
目を輝かせて空港に飛行機やヘリコプターを見にくる子供たちがいます。
その目が曇らないように、航空業界全体の人間が夢を感じて、明るい未来を創るために努力していかなければいけないと考えます。
「どのように利益を上げたか、どれだけの儲けをだしたか、それが重要なことではない、どのように歩き続けていくかが重要である」
2011年4月8日
株式会社ブルージェット
代表取締役 野口武彦